中日新聞に「昭和自動車株式会社」が取り上げられました。
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EVまずは乗ってみて
長野 昭和自動車が代車など導入
脱炭素社会へ向けて、電気自動車(EV)の優れた特徴を理解してもらおう-。自動車の車検や整備を行う昭和自動車(長野市)は、10月から市内に開いた新車販売などを扱う店舗で、車検の代車やレンタカーにEVを導入した。
「EVはまだ一般的ではなく、購入のハードルが高い。まず乗ってみるという体験をしてほしい」。EVの普及促進へ向けて久保田俊行社長(48)はそう語る。来るべき未来に対し「脱炭素のために個人でできることは少ないが、ガソリン車の代わりにEVに乗れば、二酸化炭素(CO2)を減らすことができる」と日頃から環境に配慮した意識を持つことの重要性を説く。
10月までに車検や整備の際の代車40台のうち13台をEVと燃料電気車(FCV)に切り替えた。ユーザーが抱く、冬季はバッテリー電圧が低下し航続距離が縮小するEV特有の不安を解消するため、県内にあるグループ会社の小売店舗に充電施設を備えた。
「今は採算度外視でやっている。EVの乗り心地や脱炭素に貢献できるということを知るきっかけにしてほしい」と久保田社長。今後もレンタカーを含め積極的にエコカーを活用する考えで、将来は代車全てをEVとFCVにすることを目指す。「まだ道半ば。いずれは太陽光発電によって、充電用の電気をまかなえるようにしたい」と前を見据える。(長尾明日香)